
人とのつながりが最強の社会基盤
私たちは、防災を切り口に「人と人とのつながり」を育て、地域の力を高める活動を行っています。
日本は、世界有数の災害大国です。
国土交通省等の資料によると、日本の国土面積は世界のわずか0.25%ですが、世界で発生するM6以上の大地震のおよそ20%が日本周辺で起きています。
地震、風水害、火山活動——私たちは常に自然の厳しさと隣り合わせに生きてきました。
こうした環境の中で、日本人は古くから「人と人が支え合うこと」で困難を乗り越えてきました。
向こう三軒両隣の助け合い、「お互い様」の心、思いやりを行動に移す文化。
それは特別なことではなく、日常の中に根付いた“生きる知恵”でした。
しかし今、その土台が大きく揺らいでいます。
行き過ぎた個人主義、自治会加入率の低下、地域活動の衰退。
災害への備え以前に、「誰と、どう助け合うのか」が見えにくい社会になりつつあります。
私自身、災害対応や防災の現場に携わる中で、知識や制度だけでは命は守れないという現実を何度も目の当たりにしてきました。
だからこそ私たちは、「防災」と「生きる力」を軸に活動しています。

子どもと大人が育ち合う、強く温かい地域へ
防災とは、備蓄やマニュアルだけの話ではありません。
人を思いやる心、声を掛け合う関係性、いざという時に動けるスキル——
それらすべてを含めて、私たちは地域防災力だと考えています。
子どもたちが人と関わりながら学び、挑戦し、失敗できる場をつくること。
大人が役割を持ち、地域の中で再びつながり直すこと。
その積み重ねが、「強く、そして魅力ある地域」を育てます。
人づくりは、地域づくり。
地域づくりは、未来づくり。
私たちはこれからも、人とのつながりを“紡ぎなおす”活動を続けていきます。
防災をきっかけに、子どもも大人も、行政も企業も、市民一人ひとりも関わり合える社会基盤をつくるために。
この想いに共感し、ともに歩んでくださる皆さまと一緒に、未来を育てていきたいと考えています。
代表理事
丸山 俊秀